【再掲】グリー常務から法定上限150万円献金の宮崎謙介!国会質問は「起業家支援」











要の国会質問は起業家育成ばっか➖

まずは総務省の公開資料をひととおり ご覧いただきたい。




平成25年10月3日、「藤本真樹」の名簿名から法定上限である150万円に及ぶ個人の献金をうけとっていた宮崎謙介氏の政治資金管理団体。宮崎氏サイドへの個人献金としては桁違いだ。


では「藤本真樹」とは一体、何者なのか。本ブログが調べた経歴は以下のとおりである。

【ふじもと・まさき
グリー取締役執行役員常務、最高技術責任者(CTO)。2001年、上智大学文学部卒業後、複数のIT企業を経たのち05年6月、グリー取締役に】


『株式会社グリー』常務取締役だが、ITエンジニアで名が通る技術者でもある。




現役大学生との交流も深いようだ。





【エンジニアは日本を出るべきか?シリコンバレーの「就活」事情

 

――話は変わって、海外事情について伺いたいです。グリーはシリコンバレーにもオフィスを持っていますが、海外のベンチャー事情はいかがですか。人材の質は、日本はアメリカに負けているのでしょうか。

 

東大の皆さんに近い年代の先輩だと、太田一樹さんという方がシリコンバレーで起業していることが有名ですが、個人の能力は日本とシリコンバレーはそう変わらないと思います。そこは無駄に卑下する必要ないと思います。ただし、ベンチャー業界としての規模と速度が違いますね。シリコンバレーは、会社ができて何か製品を作って、という一連の流れの速度が段違いです。また、そもそも地域に集積している人の規模が違うので、やはり能力的に上の方の外れ値の方の総量が多いんですね。あとは歴史の蓄積。例えば起業して、「技術に詳しくないのでCTOを探そう」という場合、日本だと誰がいるんだ、という話になりますが、シリコンバレーだと「GoogleFacebookで働いていた、会社が大きくなるとどうなる、とかサービスが大きくなるとどうなる、という無形のノウハウを持っている」とか「2社つぶしたことあるけど、今度こそ成功できると思う」という人がザラにいて、経験ある人の数が全然違うんですね。東京と比べて、知識・経験の貯まり方も指数関数的に差がつく一方なので、正直なところ現状のままでは勝負としては分が悪いかもしれないと思っています、確率の問題ではありますが。

一方でシリコンバレーはあまり健全でない面もあって、現在ものすごいエンジニアの売り手市場なので、給料が上がりすぎて洒落になれない、というところまで来ているようですね。(シリコンバレーで働くエンジニアの平均年収は1600万円を越える:http://www.indeed.com/salary/q-Software-Engineer-l-Silicon-Valley,-CA.html)また、1社での平均在籍期間も短いと思いますし、良し悪しありますが、前述の点と合わせて日本は同じようにやっていては勝てないかな、と思っていたりします。

 

――そんななか、日本の戦い方はどのようなものが想定されるでしょうか?

 

極端な話をすれば下位レイヤの開発を諦めて、コンテンツだけ作り続けるっていう手もありますよ。プラットフォームは押さえられてしまいますけどね】(『東大学生新聞オンライン』)



藤本氏が ニュースサイト等で繰り返すテーマは「人材育成への公的機関の支援」「IT社会の建設」である。宮﨑氏は 計4回の国会質問のうち、藤本氏の考えに沿った内容を訴えている。しかも、本ブログが調べたところ、該当したのは全4回の質問中、実に3回に のぼった。



たしかに宮﨑氏はもれなく起業家。しかし、科学技術委員会、経済産業委員会と配属先を隔ず 起業家の支援策一本に ほぼ的を絞った質問は『イクメン』とは かけ離れたものだ。その指摘は 誤り では あるまい。

宮﨑氏が育児休暇どうこうを急に話し始めた時期。それは公式ホームページしかり、消費者問題に関する委員会に立ってからなのだ。







ひとりの莫大な『タニマチ』に 国会議員のバッジを捧げた男、というわけではないが政界復帰の余地はない。浮気男に なびくほど、この国の浮動層は落ちぶれてはいない。そう思いたいのだが。