巷で話題「ベッキー学」とは?








社会現象として語られるべき対象に なった不倫騒動の渦中・ベッキー
テレビ10本、ラジオ1本、CM10本…
「雲の上の人」でありながら、私たちは、「姪」といったカテゴリで いつの日も位置づけてきた。いつの日からか、お茶間になくてはならない笑顔に なった。
そもそもベッキーとは、一体 何者だったのだろうか。


ノンフィクションライター・杉浦由美子氏が『WEB RONZA』に寄稿した『渦中の最中に考える「ベッキーの才能」(上)好感度タレントにはファンが存在するのかという謎』から一部抜粋する。


【少なくとも、私が一般視聴者としてあの会見で最も違和感をもったのは、ベッキーが「ファンのみなさまに申し訳がない」と頭を下げた点であった。と、いうのは、ベッキーのファンというのは、存在するのだろうか。積極的にベッキーが好きで、彼女が出ているからその番組をみるという視聴者そんなに多いようには思えないのだ】

【好感度というのは「視聴者から嫌われないこと」であって、実は人気者やスターの条件ではないということだ】




不倫相手である 川谷 絵音(えのん)がメインボーカルを務めるロックバンド『ゲスの極み乙女』。新曲『両成敗』はオリコンチャート1位を獲得した。「不倫」という スキャンダルの重みは両者均一だろう。しかし、「視聴者から嫌われないこと」「ファンから好かれること」という、業界の最大公約数がケタ違いだったのである。


1月4日、サンミュージック本社内で 同社幹部と週刊文春報道をめぐる一連の後始末を話し合っていたベッキーが、川谷との交際を「堂々できるキッカケになるかも」と与したLINEが週刊文春に流出。同誌は翌週、スッパ抜いた。
いま爪を 悴んでいるのが、男の「爪フェチ」を 隠そうとしなかった彼女ではないか。あとは世の父親諸氏か。茶髪娘に「ベッキーの爪でも煎じて飲め」は 金輪際、いつの日に わたって 通用しない言葉だろう。