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【築地市場の豊洲移転】1分でわかるざっくり史

 

 

 

 


築地市場は「東京の食」の屋台骨である。
威勢のよい「セリ」を見物しようと外国人が ひっきりなし。各国の観光ガイドブックにおいて載るまでになった。毎朝 水揚げされ、消費者に届くにいたる中継地の「ハード」だけではなく、官民一体となって取り組む観光資源の「ソフト」とも呼べるのだ。

 

都議会・自民党らが市場の「豊洲移転」を訴えた最大の理由とみられるのが東京五輪招致にまつわる区画整理である。そもそも、旧招致委員はメイン会場を「晴海」と定めており、この地域に隣接する「築地」にも施設を建てるつもりだった。それが、各国の記者ら報道陣の拠点となる「メディア・センター」であった。

 

豊洲移転」を訴えた次の理由が、老朽化だ。一部を改修しながら業務をつづけることも考えられたものの、その改修費用は莫大にのぼる。かくして大資本の仲卸業者は一括して 市場機能を移す都議会・自民党のプランに合意。

 

だが、ほどなくし、移転先である豊洲の土壌が汚染していることが明らかになった。都は、仲卸業者や都議らのクレームをうけ、 これを取り除く改良工事に乗り出す。工事後も大気中に発ガン性物質が測定されており、「東京の食」にとっては お粗末、としかいえない。