【国民怒りの声】どうなる?小林節

 

 

 

 

 

 

 

政治団体「国民怒りの声」は 国政選挙において、議席を獲得できなかった。

 


かつて、90年代に「国民の声」なる政党が存在したが、憲法学をワンポイントとする その「声」は、極めて少数派だったことになる。

 

 〈政治団体「国民怒りの声」を設立した憲法学者小林節・慶応大名誉教授は19日、東京都内で記者会見し、「(社民党生活の党と山本太郎となかまたちから)合流したいという話があったが断った」と述べた。一方、社民は合流を打診したことを否定した〉(5月20日「朝日新聞デジタル)

 


小林節氏は平和安全法制をめぐる「国民の怒り」を、目に見える形で議会政治に反映させたかった。しかし、「怒り」をもつ国民は、違憲というワンポイントに対しのみ、そうした「怒り」をもつわけではない。

 

明治維新的な志向にも「怒り」をもっていた。

 


ところが、小林節氏は福澤諭吉を唯一絶対の師と仰ぐ慶應義塾大学を仕事場とする教授であり、しかも、「戦争派」だ。

 


護憲の声を吸い集めるために設けた「国民怒りの声」は、「明治維新派」だと、市民から みられてしまったわけである。