読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

野合批判には『モデル』がいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「前へ進めるか、後退させるか、それが争点です」

 

首相の安倍晋三氏が参院選一人区で訴えるお決まりのフレーズだ。


これには「改憲の争点封じでは ないか」とする指摘が相次いでいるが、「すげえ うるせえ 野次」なのだろう。


安倍晋三氏は国会の予算委員会で(憲法改正を)「私の任期中に やり遂げたい」 意欲を示している。この発言は「本音」だろう。参院選の討論会において述べた「憲法改正は3〜4年で できることとは思っていない」は、派手な論理破綻であるが、支持率を下げて数々の不人気政策の法制化をはたしてきた安倍晋三氏の「本音」は やはり前者だとみられる。

 

本ブログは読売新聞やネットメディアに先駆け、参院選の「キャッチフレーズ」を明らかにしている。


〈選挙の争点は『新しい国づくり向かって挑戦するのか。3年前に逆戻りするのか』だ〉


安倍晋三氏の産経新聞インタビュー記事を抜粋・注釈し、これを【年頭インタビューで語った衆参同日選『標語』】のタイトルで配信しているが、日時は4月3日となっている。

いちはやく知りたい「キャッチフレーズ」を産経新聞だけに囁いた、と表せるが、どうやら 当事者は このスクープを見送ったようだ。

 

もっとも、衆参同日選について、本ブログでは4月27日の段階で極めて懐疑的な見解を示した。


〈安倍首相に とって補欠選での「与党勝利」は、仕掛けなくともよい「舵取り」認可権を得たにひとしいのだ。新聞社の政治部記者はそこが不勉強だ〉(【解散の条件は滋賀県にあり】)

 

根拠は、北海道の衆院5区補欠選挙自民党候補が野党系候補に競り勝った出来事だった。

 

 

ここから本筋に入るが、「野合批判」を連発する自民党のモデルは2015年11月の「大阪市長選挙」である。確定的情報といってよい。1月の時点で参院選が「前へ進めるか、過去へ後退させるか」と「野合批判」の二つを軸に展開されていくだろうとの情報を入手していた。4月以降、実際に 「民共合作」とのネガティヴ・キャンペーンが始まった。

 


 〈吉村氏は7日、橋下氏と大阪市内5カ所を回り、「後継者」の立場をアピール。「改革は道半ば。大阪の改革を前に進めなければいけない」と強調〉(2015年 11月8日「朝日新聞デジタル」)


〈吉村洋文氏の第一声(大阪市北区の大阪駅前で)/自民、民主、共産が勝つためだけにまとまった。政策選挙ではなくなった〉(同)

 

「あの暗い時代に戻ってはいけない」と訴えていたのは大阪市長の吉村洋文氏だったが、これと 一字一句変えずにいま訴えているのが参院選での安倍晋三氏だ。

 

大阪市長選挙における吉村洋文氏側の「ネガティヴ・キャンペーン」が「野合候補」の大敗につながったとされている。