【都知事選】元NHK『クロ現』キャスター 国谷裕子氏 出馬へ調整か

 

 

 

 

 


闇雲の「ポスト舛添」は誰か。

 

「(前都知事・舛添要一氏を推薦した経緯をふまえ)都民に申し訳ない」と 語った自民党都連幹事長・石原伸晃氏(経済再生担当相)は、候補者について「20年の東京五輪に ふさわしい方をしっかりと選んでいかなければならない」とする方針を示した。


ともに2009年 に激闘を繰り広げた「総裁選グループ」の 一角である衆院議員・小池百合子氏(元環境相)は出馬に前向きとされる。『寿司ガール』を自称するとおり、若きころエジプト留学生だった小池氏は都知事にふさわしい「国際派女性」ではある。

 

その難も指摘されている。代表的なのは五輪組織委員会との距離だ。幹部職員との折り合いがつかないだろうとの評は都連が選定条件にあげた「実務型」に乏しい印象をもつ。

 


対する野党は、「4党+市民連合」の枠組みで候補者を擁立することを決めた。
「知名度」「市民色」「非・政治家」の3つをポイントに人選を進めているが、民進党都連で出ている名前は鳥越俊太郎氏(ジャーナリスト)らしい。渦中の鳥越氏は2014年の都知事選で民主党からの出馬要請を「断わった」ので本人の意欲は相変わらず ない。


しかし、そうこうするうち、民進党内で「有力候補」として飛び出した名前が よもや国谷裕子氏(元 NHKクローズアップ現代』キャスター)だとしたら。3つのポイントに合致する上、自公が推すとみられる元・総務事務次官に えてして負けない人物となる。

 

クローズアップ現代』降板後は言論の自由をアピールするシンポジウムに登壇したり、雑誌『世界』(岩波書店)のインタビューに答えてきた国谷氏。これらは政治活動の足掛かり となった。

 


くだんの都知事選は、『停波発言』の大臣ごときに恐れおののいたNHKを さよなら した国谷氏が、前任ナンバーツーと 戦う事実上の「総務省 戦争」なのである。