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【北海道5区補選】町村財閥と鈴木貴子新党大地「消えた13.2%」












故・町村信孝氏(元 外相)の後継指名をうけた婿養子・和田義明氏が、北海道5区補選出馬にあたり授けられるはずだった「町村」の名を蹴ったという。

北海道で「町村」の名といえば財閥である。傘下産業がチーズや生クリーム等の生産・加工から流通・販売までを一手に手がける町村農場だ。現在、道内は もちろんのこと、東京・丸の内といった道外の都市部にも直営店を設けており、さながら「花畑牧場」の大規模版だ。


「町村家」の力は道内政財界に及ぶ。官僚出身の故・町村金五氏が「町村家」の財力を背景に道知事へ就任すると、この「世襲家業」が やがて自民党最大派閥・清和会会長、そして衆院議長を歴任することになる町村信孝氏を生む。



衆院道5区補選(12日告示、24日投開票)に立候補を予定している自民党の和田義明氏(44)=公明党など推薦=と無所属の池田真紀氏(43)=民進党共産党など推薦=が4日、札幌市厚別区公開討論会に臨んだ。安全保障関連法や経済政策、環太平洋経済連携協定(TPP)などを巡って主張をぶつけ合った/(中略)TPPを巡り、和田氏は「輸出できるものは輸出し、付加価値をつけて売り込むことができるものはしっかりと売る。攻めの姿勢でTPPを活用するのが大事だ」と訴えた/小規模農家や都市型農家には厳しい面があることも認めた上で、「まずは石狩地域のブランドをつくり、付加価値を上げることが必要だ。経営やソフト面での支援まで踏み込まなければいけない。国と道、農家、JAも含め、しっかりと協力態勢をとっていかないといけない」と強調した】(『朝日新聞デジタル』4月5日付)





道内比例区選出の衆院議員・鈴木貴子氏は、5区補選「自・大・協定」をアピールするため、民進党結成報道当日、旧民主党の離党表明をぶつけた。
北海道では一定の「鈴木票」(新党大地支持者)があるとされており、この固定票が小選挙区自民党に振り分けられると ガラッと変わるのではないか、と永田町筋ではみられていた。どうしてか。新党大地の2012年衆院総選挙における比例得票率は13.2パーセント。選挙区2万〜3万票である。つまり、自民党候補者はゲスな候補者だろうと 公・大の計5万〜7万票の固定票が入ってくるわけである。



ところが、北海道5区の最新選挙情勢は新党大地の固定票が「消えた」ことをみごとに教えてくれた。新党大地=鈴木票ではなく、新党大地=野党票だったのだ。
国会はTPP決議をめぐり紛糾間違いなしだが、鈴木貴子氏が お得意の「質問主意書」(回数1位)を これまでどおりくりだすのか、新党大地支持者は注視しなければいけない。