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【東日本大震災】震災前年に「もんじゅ」技術責任者が語っていた警告すぎる内容とは?










ここに一冊の業界誌がある。
原子力文化』10月号(日本原子力文化振興財団)発行日は2010年10月1日。「〈原子力の日〉特別号」だった。

「〈ルポ2〉『日本の高速炉を世界の標準に』ー日本原子力開発機構」の独立行政法人・日本原子力開発機構敦賀本部 高速増殖炉研究開発センター所長(当時)・向和夫氏のインタビュー記事を振り返えりたい。高速増殖炉もんじゅ)の技術責任者が東日本大震災の前年に語った それは、長い間 埋もれてきた『肉声』だった。

「水は、意外に制御がむずかしいですよ。軽水炉では、水に圧力を掛けて温度を高くしています。ですから液体として不安定なものを扱うのです。三〇〇度にもなった水は、ふだん身近にある水ではないのです」 (向和夫氏)


もんじゅ」の燃料につかうナトリウム(液体化温度が八八〇度)の制御はいたってカンタン。だから軽水炉原子力発電よりも「世界の標準になるか」、といった視点で論じている。つまりは「もんじゅ」のPRである。



ただ、福島第一原子力発電所の事故は 向和夫氏の解釈どおり「水は、意外に制御がむずかしい」だった。いわゆる「空焚き」の状態となった格納容器を収納する建屋において、水が酸素と水素に分解し、福島中央テレビ(NTV系)の定点カメラが捉えた あの水素爆発をおこす。そして、汚染水の流出も、「水は、意外に制御が難しい」からである。



 









原子力の日〉は日本が原子力の日を灯した1964年10月26日を記念するセレモニーである。