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【野党新党】社民党が検討する「1994年新進党方式」とは







「永田町、風雲急を告げる」とは よく呼んだものだ。民主党は「立憲民主党」、維新の党は「民進党」だという。それぞれがアプローチする新党名案は、世論調査を経てた上、多数を占めた案が正式採用される見通しだ。


新党初代代表の岡田克也氏は「大きな塊」を記者会見でも訴えており、 いずれ他のミニ野党は解党するかもしれない。生活の党は 依然とし「オリーブの木」が選挙のポジションだ。他のミニ野党が足並みを揃えないと「野党新党」はない。
つまり、社民党の入った「大きな塊」なのか、社民党抜きの「大きな塊」なのかが鍵となる。政界再編のダークホースが どの党か問われれば それは社民党なのである。


 (衆院選選挙協力に対し民主党が消極的なことについて)民主党のなかにはいろんな考え方の方がおられ、岡田(克也)代表、枝野(幸男)幹事長、ご苦労されているのは重々承知している。だが、衆院の選挙区において、(野党が)わかれて戦ったのでは、議席を得ることができないのは自明の理でありますから、候補者を絞り込むことができるよう、社民党として、接着剤の役割を果たしていきたい】(『朝日新聞デジタル』2016年3月7日付)


社民党幹部は新党・党綱領の協議に「数ヶ月かかる」とし、参院選前の解党に否定的だ。ところが、参院選の目標得票数「250万」(比例区)に対して前回衆院選の得票数が「130万」(同)。比例選出の吉田氏の落選は 間逃れない党勢となっている。そこで、枝野幸男氏周辺が働きかけている方式が1994年新進党方式というわけである。
中央では低迷する社民党も、熊本県をホームとする地方組織が まんべんなく機能しており、「中央・社民党」は新党に加わるものの、「地方・社民党」は 存続します、というのだ。吉田氏の議員バッジを守る戦いである。

どうやら、社民党は政党助成法でもって「政党」扱いをうけるため所属の衆院議員1名を残し、あとは新党に合流するらしい。政党要件は「得票率2パーセント以上」がある。(吉田氏らは維新の党参院議員がそうであるように一旦、議員辞職し、新党から出馬するが、社民党の固有票が候補者名に反映されると2〜3名の当選者)


1994年の永田町では、解党・合流した政党のうち、新進党に参加した組織政党は「中央」と「地方」に分かれていた。「中央」は新進党内のグループを率い党幹部を送り込み、「地方」は これまでどおり地道に独自の選挙活動をおこなった。これが いわゆる新進党方式である。



新党は、「組織政党」の社民党を解党させず、新党の集票マシンとして新たに官公労票をスパイラルできないか検討中だ。その見返りが吉田氏の「現役党首落選回避」。民主党社民党の両最高顧問が新進党方式にゴーサインをだしたとされるが、いずれも党内を飼いならす総理経験者である。


改革結集の会、社民党、生活の党は このままいけば合流するだろう。